2007年1月14日(日)

鏡開きは11日、小正月は15日ですよ!

鏡開き:「鏡開き」は、もともと新年の仕事・行事初めの儀式の一つです。「鏡」は円満を、「開く」は末広がりを意味します。
昔、武家では正月に鏡餅を供え、正月11日にこれらを割って食べるという習慣があり、これを『鏡開き』と言いました。現在でも家庭や事務所で年の始めに鏡餅を供え、一年の健康と発展を祝って供えた鏡餅を食べる『鏡開き』が正月の行事として受け継がれています。

鏡開きの日は元々は1月20日に行われていたが、徳川家光が亡くなったのが二十日(慶安四年四月)であったためこの日を忌日として避け、1月11日に変更されて現在に至っている。今でも1月20日に行う地方があるほか、京都では1月4日に行われる。出典: 後半はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この、1月11日という日はわたくしの誕生日ですが、しばらく前までは、学校の冬休みが終わり、登校が始まる日という事で、家庭にとって何かと気ぜわしい日である事から、子供の頃の記憶として、わたくしなどはまともに誕生祝いをして貰った事の無いという、悲哀を味わっておりました。

今は、9日頃から学校が始まる様ですので、今の子供は恵まれている、なんて、私の心の中には、被害(ひがみ?)妄想というか、トラウマが住んでおります。

さて、この日にお年取り(年末我が家は31日)に飾り付けた、鏡餅や、しめ縄、御神符を飾りますが、この鏡開きの日に飾りを外します。(御神符は飾りっぱなしですが)そうすると、お仏壇や神棚が急に淋しくなりますので、御霊屋時代の我が家は団子木(だんごっき)を飾っておりました。

そして、15日は女のお年取り小正月と云う事になります。これに加えて昔は15日が成人の日というつながりになっていた訳で前日14日に正月のお飾りなどを神社で焼くどんと祭が行われます。と云うような訳で、この時期は伝統行事で非常に忙しい日々を送っていたモノです。

小正月とは!

小正月は旧暦の正月にあたり、1年の最初の満月にあたる1月15日とされていました。(小正月期間は14〜16日)太陽暦が用いられるようになり、元日を中心とする正月を「大正月(おおしょうがつ)」15日を中心とした時期を「小正月(こしょうがつ)」と呼ぶようになりました。

小正月は女正月と言って、地方によっては女性の骨休みの日とされています。暮れから正月にかけて忙しく働いた主婦をせめて1日でも家事から解放してあげようとねぎらう意味でこう呼ばれたとも云われている訳です。

農作物の豊作を願う行事
もちをまゆの形に作った「まゆ玉」を神棚にお供えしたり、竹柳の枝先を稲の穂たれにたとえて、門前や家の中に吊るすというように農作物の豊作を願う行事が多いのが、小正月の特徴です。わたくしが表現するところは団子木を飾ると云う事。

小豆がゆ
「15日がゆ」ともいわれ15日の朝にいただきます。昔中国では小豆粥を炊いて、家族の健康を祈る慣わしがありました。日本でも1年中病気をしないようにと粥をいただく風習が残っています。これは、7日の七草がゆと同じで正月期間、おせちや、御神酒、餅などで疲れた胃袋を回復させる意味がありそうです。

とんど焼き[どんと焼き、左義長(さぎちょう)]
書初めが高く燃え上がれば、字が上達するそうです
平安時代に宮中で行われていた祭事で、一般的には15日に行われます。この日は全国の神社、村や町で正月飾りや古い札、書初めなどを燃やします。

日本では昔から大きな火を炊くことは魔よけ、清浄の世界を回復するための大切な行事とされており、このお正月とお盆に集中しています。書初めが高く燃え上がれば、字が上達し、とんど焼きの火にあたれば、病気にならないと言われています。またこの火で焼いた団子や餅をいただくと無病息災で、その年を過ごせると言い伝えられています。

地域によっていろいろな行事が行われているこの小正月。年々この風景も変わりつつありますが、昔ながらのこの伝統行事、いつまでも続いてほしいものです。

作成者やなけんさん

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